FP資格勉強方法③

前回のブログで、FP3級→2級合格までは5~6ヶ月で到達できることを確認しました(笑)

ここから先の資格はFP1級とCFP®がありますが、資格取得には複数のルートがあります。

最終的にどのルートで資格取得するかは個人の判断になりますが、

FP業務をするためにFP資格を取得する方または、FP1級もCFP®資格を両方取得したい方向けの最速最短方法を書きます。

私のおススメは、以下の順番で取得することです。

FP2級合格→AFP資格→CFP®資格→FP1級

理由はCFP®資格取得者にはFP1級の学科試験が免除され、日本FP協会が実施するFP1級実技試験にエントリーできるからです。

逆に、FP1級合格者にCFP®資格試験の免除はありませんので、おススメルートだとFP1級の学科試験をスキップできるので、この点でも【最短最速】になります。


そのためにはまず、FP2級取得後、通信教育でAFP認定研修を受けてAFP資格取得から始まります。

FP2級合格後に、各通信教育会社でAFP(技能士)コースを受講してください。(日本FP協会のHPに提携通信教育会社の案内あり)

期間限定でセールもあるので、だいたい¥10,000以下で受講できます。

FP2級レベルの知識はすでに試験を受けて合格することで証明されているので、

AFP資格を取得するためには、仮定の相談事例を与えられて収支をプラスにしたり、ライフプラン目標を達成するためのキャッシュフロー表を作成して提案内容を練る、というものです。

これをe-ラーニング(通信教育)を受講して課題提出して採点を受けて合格すればAFPの資格を取得できます。普通にまじめに取り組めば合格できる課題ですので安心してください!

受講説明には有効期間:1年、学習期間:1~2ヶ月とありますが、

FP2級合格レベルの知識が備わっていて、集中して取り組むと2~3日(長くても1週間)で終わります。

AFP資格取得後にCFP®資格審査試験に挑むことになります。

(CFP®資格審査試験受験のためにはAFPであることが必須条件です)

CFP®資格審査試験は全部で6科目受験して合格することが必要です。

①科目め:金融資産運用設計

②科目め:不動産運用設計

③科目め:ライフプランニング・リタイアメントプランニング

④科目め:リスクと保険

⑤科目め:タックスプランニング

⑥科目め:相続・事業承継設定

今までFP3級、2級とも1回の試験の中に、6科目の問題が入っていましたよね?

今度はそれが独立して1科目ずつの試験になり、それぞれ合格する必要があります。

ここで上記以外のCFP®資格審査試験の特徴を書きます。

①6科目を1度に受験しなくても、別々に受験できる(自分のペースで受験科目を決められる)

CFP試験は6月と11月の年2回です。6月に1科目め、11月に2科目めという風に自分で受験スケジュールを立てることができます。

しかも1回合格した科目はAFP会員である限り、一生有効です。

1科目=2時間の試験なので、2週にわたって試験が実施される長丁場です。

一般的には、1回の試験で2科目(1日目に1科目、翌週の2日目に2科目目)を受験される方が多いようです。この受験方法でストレートに合格したとしても全部で3回受験する必要があります。(勉強期間を含めると約2年)

②FP3級、2級は合格点が60点以上でしたが、CFP試験は、全受験者の相対評価で決まります。1科目ごとに全受験者の30~40%程度が合格になります。

そのため、受験回の問題の難しさによって合格点が上下します。

試験が簡単な時は全受験生の平均点が上がるので、合格点も上昇し、

試験が難しい時はその反対になります。

しかし各科目50点満点中、おおよそ60%の30点前後が合格ラインになります。

ですので、【短期集中型の1回で6科目ストレート合格】を目指すのか、【1科目ずつコツコツと確実に合格】を目指すかは受験される方のスケジュールや目標とするプランによって変わって来ます。

もちろん1年に6月と11月の2回しかない試験に合わせようとすると1回で6科目を受験しようとすると、1科目に割ける勉強時間は少なくなることは事実です。

1科目ずつコツコツ受験型は、その逆で1科目に十分勉強時間が取れますので、ご自分の勉強スタイルに合ったやり方で試験に挑んだほうが良いと思います。

このブログもそうですが人の意見は参考程度にして、最終的に自分で判断することが

結果に対して満足度も高く、後悔度合いも少ないと思うので。。。

私は何年もかけて勉強するのがイヤで(苦笑)、51歳という年齢的に手っ取り早く資格を取って開業しよう!と思っていたので6科目同時受験を選びました。

その代わり、2022年9月中旬~試験日の2023年6月11日の9ヶ月間は必死で勉強しました。

平日は1日3時間(朝1.5時間、通退勤時&昼休み0.5時間、帰宅後1時間)X30日=90時間

これに加えて、会社休みの土・日・祝日はプラス2時間x8日=16時間

合計106時間x9ヶ月=954時間

CFP試験合格のためには800~1,000時間の勉強が必要と言われていましたので毎日勉強する習慣(クセ)を付けました。

勉強方法はFP3級やFP2級と同じで、以下のとおりです。

①:範囲を決めてテキストを読む→問題集の対応する問題を解く

②:①が一通り終わったら、今度は問題集だけを解きましょう。

  その際に問題に以下の印をつけてください。

  ◯:問題の内容を理解できており、確実に答えられた問題

  X:間違った問題

  ?:正解だったが、あやふやで、たまたま正解だったもの

 いいですか?重要なのは【X】と【?】です。

 これはテキストの該当部分を開けて、都度確認して理解してください。

これを繰り返すだけです。

【X】と【?】を最終的にどれだけ少なくするか?が合格のポイントです。


使用テキスト・・・『CFP®資格標準テキスト』(日本FP協会発行)

使用問題集・・・『CFP®受験対策 精選過去問題集』(FPK研修センター発行)

これを5回くらいやりました。

FP2級合格後にCFPの勉強を始めますが、最初はCFP試験の問題を見ても

サッパリ分からず、『なんじゃコリャ?』というくらいチンプンカンプンでした。

最初の1~2周目は問題を解くごとに、テキストの該当部分のページを繰って調べて時間が

かかる勉強法でした。

しかし、これが重要です。

3回目くらいからは解き方や答えを覚え始め、正解できる問題が増えてきたり、(CFP試験は4択問題ですが)2択くらいまで絞れるようになってきました。

あとは回数をこなせばこなすほど正答率が高くなってきます。

問題が解けないと悔しいし、心が折れて続けるのがイヤになりますが、

それを乗り越えると、できる自分の成長が日々感じられます。

できなかったことができるようになる!というのは本当に素晴らしいことです。

努力は報われる!ということを皆さんにもぜひ実感して頂きたいです。

FPいぬい  お金の相談所

愛知県にある 『FPいぬい お金の相談所』 のホームページです。 『人生100年時代』とも言われる、 あなたのこれからの長~い人生における 【お金の相談】を FP(ファイナンシャル・プランナー)にご相談ください! 『「FPいぬい」に相談してよかった!』 と思ってもらえるFPをめざし続けます。

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